あたらしい美容師の風景
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美容師の
あなたへ。
To you, the hairdresser
美容師の生き方について、ずっと考えてきた。
アシスタントから始めて、やがてお店で認められてスタイリストになる。表参道のサロンで、僕もそうやって腕を磨いた。
問題はその先だった。
このままサロンで出世して店長になる?
あるいは、借金をしてでも自分のサロンを開く?
そんな道しかイメージできなかった。
でも、時代は変わった。
生き方の選択肢は、かつてとは比べものにならないほど多様になった。だったら、美容師の生き方だって、もっと多様になっていいはずだ。
美容師は身体一つ、技術一つで生きている。
美容師は誰かと対面して、その人の髪を切る。
どこにいようと、それは変わらない。だからこそ美容師にとって、働く場はとても大切だ。
自立した技術者として、自分の裁量で生きていく。
自らを開き、街や人と豊かなつながりをつくっていく。それが可能な場所は「面白きローカル」かもしれない。
選ぶんじゃない、つくるんだ
いま思うと、僕を縛っていたのは僕自身だった。
都会か郊外か。自由か不自由か。
そんな0か100かの発想をしていた。
人は誰しも自由でいたい。
同時に、誰かと繋がってもいたい。欲しいのは、孤独な自由でも、不自由な安心でもない。
三崎で「花暮美容室」を始めて、僕は気が付いた。
自由と安心のちょうどいいかたちを、美容師は自分でつくることができる。
僕がいた表参道は、ヘアスタイルやファッションの中心地だった。
各地から人が集まってくるサロンで、与えられた役割をまっとうする。そのためにがむしゃらに努力した。充実していたし、素晴らしい出会いもあった。
あの頃があったから、いまの僕がある。
だけど、三崎の地に立ったときに思った。
僕は「表参道のスタイリスト」から、ようやく顔も名前もあるひとりの美容師になったのだと。
三崎には、これまで知り合うことのなかった多様な人たちがいる。歴史ある魚屋さん、気骨ある農家さん、移住してきたアーティスト。
ここでは髪を切った人たちの、暮らしぶりが見える。働く姿、子供と遊ぶ姿、何かを大切にしながら生きる姿。ヘアスタイルは、彼ら彼女らの生活と切り離せない。美容師の仕事は、切って終わりではないことを知った。
この街は、多彩な登場人物が生きる一つの舞台だ。僕は新たに加わった登場人物として、美容室を切り盛りする。
僕が髪を切るたびに、街の風景が少しだけ変わる。いまはそれが楽しくて仕方がない。
ここ以外にもきっと「面白きローカル」がたくさんある。だから、言いたい。
美容師はもっと自由になれる。
美容師はもっと安心できる。
美容師の人生は豊かだ。
都市から、ローカルへ。
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